缶ビールを美味しく飲む方法 『三度注ぎ』

「この差ってなんですか?」の情報

『缶ビールをより美味しくする注ぎ方を伝授』
ビアジャーナリスト 藤原ヒロユキ



“生ビール”と“瓶ビール”の差ってなんですか?
居酒屋などのメニューにもあるこの2つ、この差は一体何なのでしょう?
ビールの専門家が答えてくれました。
実は・・・ この2つに差はありません!
保存する容器が違うだけで、中身は全く同じなんだそうです。
実際、売られているビールをよく見ると・・・
ほとんどのビールに、“生ビール”と表記されています!

現在、日本で飲まれているビールの殆どが生ビール!
しかし、1960年代前半の瓶ビールの中身は、生ビールではなかったのです。

昔のビールは、ろ過の段階で酵母が取りきれないという問題があり
熱処理をしてから瓶詰めしていました。この熱処理の有無が大きな違い

日本の場合は、熱処理をしなければ生ビールとなります
1960年代後半には、ろ過の技術も発達し熱処理しなくても良くなりました。
よって、日本で売られているビールの殆どが生ビールというわけです。

生じゃないビールとは?
キリンビールのラガービール、サッポロラガービール、アサヒビールのスタウトなど
昔のビールファンの為にあえて熱処理をしたビールを販売しているそうです。


『ビールを美味しく飲む方法』

・ビールやジョッキを冷やしすぎるのは良くない!
ビールは冷えてないと美味しくないものですが、冷やし過ぎも良くないそうです。
冷たくしすぎるとビールの味が分からなくなってしまうので
適度に冷やすのは良いが、シャーベット状まで冷やすのは冷やし過ぎです。

・缶ビールを缶から直接飲んでは美味しくない!
缶に口をつけて飲む=缶の金属臭も鼻に入ってくるから当然美味しくない

缶ビールのおいしい飲み方 “三度注ぎ”
缶ビールを美味しく飲むには、きちんとグラスで飲むほうが良い
基本どんなグラスでも構わないが、大きめのグラスのほうが注ぎやすい
350mlの缶ビールなら、400ml以上入るグラスが理想的

・1回目の注ぎ方
グラスのちょっと上あたりから勢い良く注ぐ!

グラスを傾ける必要は全くなし、真上から勢いよく注ぐ。
当然、泡だらけになり溢れてきますので、こぼれ落ちる手前で止めます。
勢いよく注ぐことで適度に炭酸が飛んで飲みやすくなる

・2回目の注ぎ方
1回目に出来た泡を壊さないように優しく注ぐ!

しばらく待って泡が落ち着いてきたら、2回目を注ぎます。
今度も真上から、1回目より優しく泡がこぼれ落ちる寸前まで注ぎます。

・3回目の注ぎ方
さらに優しく注ぎ、最後の仕上げ!

3回目は、2回目よりもさらに優しく注ぎ、最後の仕上げ
クリーミーでフワフワの泡が盛り上がりグラスからちょっと出る感じ
ビールの黄金色と泡の白のバランスがより美味しさを引き立てます。

こうやって注がれたビールは、泡がクリーミーでとても美味しいです。
キンキンに冷えたビールも美味しいのですが
クリーミーな泡とビール本来の味を楽しむには冷え過ぎはNGですね。

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