はじめ方約2分
作業手順をQRコードで貼り出すときの進め方
手順をQRコードにして現場に貼るまでの流れと、どこに貼ると読まれるのかの決め方を、実際の作業単位に沿って説明します。
手順をQRコードで貼り出す利点は、紙を差し替えずに内容を更新できることです。ただし、やみくもに貼っても読み取られません。最初の一枚をどこに貼るかで、その後定着するかが変わります。
最初に選ぶのは「毎日やるのに人によって差が出る作業」
全業務を手順化しようとすると、作り終わる前に力尽きます。まず一つだけ選びます。条件は、毎日発生して、担当が交代して、やり方に差が出ている作業です。開店準備、レジ締め、閉店前の清掃などが当てはまります。
- 毎日やる作業は、貼ってすぐ効果が分かる
- 担当が交代する作業は、口頭説明の回数が多い
- やり方に差が出ている作業は、揃えた価値がはっきりする
手順を作る流れ
- 1
実際にやりながら写真を撮る
机上で書くと、経験者には当たり前すぎる工程が抜けます。作業しながら、迷いそうな場面だけ撮ります。
- 2
工程ごとに区切って書く
一つの工程に一つの説明を書きます。確認事項が複数あるところはチェック項目にすると、飛ばしに気づけます。
- 3
公開してQRコードを出す
公開すると、その手順のQRコードが出ます。印刷して貼るだけで、スタッフはスマホで読めます。
貼る場所は「手を止める場所」
入口の掲示板にまとめて貼ると、作業中には見られません。その作業をする場所そのものに貼ります。レジ締めならレジの脇、清掃なら掃除道具入れの扉の内側、仕込みなら冷蔵庫の扉です。
水や油がかかる場所ではQRコードが汚れて読めなくなります。ラミネートするか、クリアファイルに入れて貼ると長持ちします。
貼ったあとにやること
QRコードを貼っただけでは使われません。最初の数日は、その作業を教えるときに口頭ではなく「そこのQRを読んで」と言い換えます。読み取る動作が習慣になれば、そのあとは自然に使われます。
やり方が変わったときは、手順を直すだけで完了です。貼ってあるQRコードはそのままで、読み取った先が新しい内容に変わります。